< さくせす日記 > 

R3年 2021年 9月30日

「 2学期の定期テストが始まります。 」 

9月のお彼岸が過ぎると、中間テストがやってきます。

 

コロナの影響で分散登校になったりしてましたが、非常事態宣言はきょうまで。

とはいえ気を緩めすぎること無く、感染症対策をしながらテスト勉強をしていきたいと思います。

 

写真は名古屋市の八事の興正寺です。この五重塔の一番奥に普門園という庭園があり、そこで抹茶をいただき、心を落ち着けてきました。 

 

受験生にとっては2学期の定期テストはとても大切です。重要です。テストは準備がすべてですから、できる準備は全部やるつもりで頑張ろう。チャレンジです。

 

 特進サクセス 塾長 

(2021.9.30 記) 

 

R3年 2021年 9月1日

「 2学期が始まりました 」 

学校が始まりました。

コロナの影響で分散登校になったりして、

まだまだ通常の学校生活ではありません。

 

コロナのデルタ株が変異した新デルタ株

も出てききました。

 

非常事態であることを忘れずに、

 

コロナに負けることなく、体調の管理をしっかりしながら、勉強していきたいと思います。

 

写真は岡崎市若宮町にある、二十七曲がりのスタート地点の「棒はな」です。

 

ここからスタートです。きょうからスタートです。

 

 特進サクセス 塾長 

(2021.9.1 記) 

 

R3年 2021年 7月26日

「 夏期講習スタート 」 

きょうから夏期講習です。

よろしくお願いします。

実力の養成が主目的です。

がんばりましょう。

 

「夏を制するものは受験を制す」

受験生にとっては、踏ん張りどころです。

自分の限界を上げていきたいと思います。

 

そのためにも体調管理は万全に!

塾長はきのう2回目のワクチン接種を完了しました。コロナに負けることなく、夏を制したいと思います。

 

特進サクセス 塾長 

(2021.7.25 接種会場を撮影) 

(2021.7.26 記) 

 

R3年 2021年 7月5日

「 一蓮托生  (いちれんたくしょう) 」

 

ハ ス の 花 (岡崎市 伊賀八幡宮)

泥の中に蓮根(れんこん)がはえています。

蓮根の花は、この時期に咲きます。

ハスです

小学3年生の時、それらを知ってびっくりしました

蓮(ハス)と言えば「一蓮托生」という言葉を連想します。

死ぬと極楽に行き、ハスの花の上に身を託し、生まれ変わるという意味です。また運命や行動を共にするという意味もあります。

ご縁があってこの塾に来ていただきました塾生と、一蓮托生、頑張りたいと思います。

特進サクセス 塾長 

(2021.6.28 撮影)

(2021.7.5 記) 

 

R3年 2021年 5月22日

「梅雨入り」

 

あじさいが咲き出しました

きのうはずっと雨でした。よく降りました。

きょうはずっと曇りでした。

家のあじさいが咲き出しました。

あしたは晴れそうです。

 

 

特進サクセス 塾長 

(2021.5.22 撮影) 

 

 

 

 

R3年 2021年 5月 1日

「さつき晴れ」

 

満開のさつきが ウサギでした

きのう 運転免許証の更新に

岡崎警察著にいきました。

警察署の隣の市の美術館で

ウサギを発見しました。

 

特進サクセス 塾長 

(2021.5.1 記) 

 

 

 

 

 

 

R3年 2021年 3月 18日 「サクラサク」

 

 きょうは公立高校の合格発表でした

 

公立高校の合格発表がきょうありました。 

 

今年からネットでも合否を見ることができます。

 

番号の右に、「本校に合格」とありましたぁ。

 

うれしいです。

 

コロナによって、受験生、1年間、揺さぶられ大変でした。

 

でも全員第1志望の高校に合格できました。

 

みなさんの努力、むくわれましたぁ。良かったです。

 

合格、オメデトウゴザイマス!

 

特進サクセス 塾長 

(2021.3.18 記) 

 

 

 

R3年 2021年 3月 3日

「 きょうは中学校の卒業式 」

 

中学校の卒業式がきょうありました。 

 

9年間の義務教育の完了です。

 

岡崎市のともえ川の「葵桜」(あおいざくら)は三分咲き、きょう撮影しました。

 

3月5日から公立高校の入試が始まります。

 

人事を尽くしましょう。

 

天命を待ちます。

 

特進サクセス 塾長

 

(2021.3.3 記) 

 

R3年 2021年 2月 2日

「 節 分 」

 

暦の上できょうは冬の最後の日です。

 

合格祈願のため 

 

岡崎天満宮で節分をしてきました。

 

そのあと塾で豆まきをしました。

 

授業後、自宅でまめまきをしました。

 

人事を尽くして天命を待ちます。

 

特進サクセス 塾長

 

(2021.2.2 記) 

 

R3年 2021年 1月 1日

「 謹 賀 新 年 」 

 

明けましておめでとうございます。

 

みな様のおかげで、また新しい年を迎えることができました。

ありがとうございます。

 

さまざまな経験を積んでここまで来たと思っていたのですが、昨年は生まれて初めて経験することがいくつもいくつもありました。

 

いくつになっても勉強することばかり。その都度新たな学びと発見があります。

 

これからも勉強させていただきます。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

特進サクセス 塾長

高原 雅美 

 

(2021.1.1 記) 

 

2020.12.19

 

入院中の病室から

 

「最強の寒波きたるとも、学びは止めるな!」

 

北海道で生活の経験があります。

冬が半年続くことを愛知県生まれの私は知りませんでした。

 

寒さを勉強材料にして、「どうやって凍えないようにするか?」「どうやって屋内の水道やトイレの凍結を防ぐか?」「どうやったったら屋内をもう少し暖かくできるか?」「どうやって車を始動させ、安全に雪道走行をしたらよいのか?」と常に考えてました。

 

北海道の寒さを経験したことのある人ならわかると思いますが、家に到着して玄関先に雪があれば入れません。雪をどかしても今度はドアの鍵が開きません。開かないというより、鍵が鍵穴にはいらないのです。鍵穴の内部の水分が凍っていて鍵がさせません。部屋の内部の水蒸気が鍵穴にしのびこみ、露点で液化しそのまま凍ってしまいます。お湯を掛けてもすぐに凍結します。気化熱で熱を奪うようです。地道に水をかけながら攻略します。

 

工夫は、よりよく生きていくために生まれます。これを学びといいます。

 

学びを止めてはいけません。

 

地道にコツコツ、呼吸を整えながら。

 

クリスマスブルーが映える季節になりました。

 

於 入院中の安城更生病院

(2020.12.19 記)

 

 

 

 

 

 

 

2020.10.28

私立高校合同説明会で勉強してきました。

 

きょう私立高校の合同説明会に行ってきました。

 

これは学習塾を対象とした説明会です。毎年この時期に開催されています。

 

来春の入試がぐっと近づいたことをこの説明会でいつも実感します。

 

私立高校以外に豊田高専や愛知教育大学附属高校などの国立の学校の説明もあります

 

コロナ禍の影響で学校の授業や行事が一変した様子や、私学助成金の制度が改革され助成金が増額されることや、現中3生がネット出願の最初の学年になることなど、変更点が多い私立高校入試です。

 

入試は「自分と向き合う作業」です。

 

ポイントは、「呼吸を整えて、地道にコツコツ」です。

(2020.10.28 記)

 

 

 

 

 

 

 

2020.10.14

チコちゃんに叱られる

 

きょう10月14日に中学と高校の2学期中間テストが終了しました。

 

よく頑張りましたぁ。TVでもゆっくり見て一息入れてください。

 

答えを聞いて「へぇー!」て思う雑学(トリビア)のNHK番組、「チコちゃんに叱られる」に私のいとこ、医師の高原太郎氏(東海大学教授)が出演します。

 

「猫舌って、なに?」という問いかけの解説VTRで説明役の先生として出ます。

 

放映は

10月16日(金) 午後7時57分~

10月17日(土) 午前8時15分~

 

ご覧いただけると幸いです。

 

ちなみに特進サクセスの教室には絵が3つ飾ってあります。そのうちの1つは水彩の静物画(柑橘系のハッサク)があります。今回出演する高原太郎氏の父が描いたものです。 

テレビをみたり、絵を見たり、音楽聴いたり、本を読んだりすることで心の栄養も補給しながら勉強する意義を見つめ直せたらいいなあと強く思います。

(2020.10.14  記)

 

 

 

2020.9.27

彼岸花

 

きょうは10月1日から中間テストが始まる高校生を対象に教室を開放して勉強会をやってます。

 

きょうのメンバーは全員高校3年生。受験生です。

 

自分が決めた道に進むため、集中して各々の課題に取り組んでます。

 

夏休みが最大の山場である受験勉強の次の山場は、9月10月の2ヶ月間です。

 

呼吸を整えて、心を整えて、自分自身と向きあうべし。

 

ミッションを首尾よく完結させたいと思います。

(2020.09.27 記)

  

2020.9.11

豪 雨 直 後

 

 天気急変。外が急に暗くなり、約10分間ぐらいですが強い雨が降りました。

打ち付けるように降りました。

 

雨の音が消え、太陽の日差しが降り注いできました。

 

あっという間でした。外に出てみたらごらんのような夏のような大きな入道雲が太陽の光を受けてました。

 

受験勉強も天気と同じで晴れたり曇ったり。大学入試や高校入試の不安がかなり大きくなるのが秋9月です。受験は自分自身と向き合う作業です。その大事な作業を丁寧にすすめましょう。うまく完結させたいと思います。

(2020.09.11 記)

  

2020.8.9

ソーシャルディスタンス

 

三密を極力さけ、6月1日より授業枠を再編してスタートし、いま夏期講習中です。

 

教室ではソーシャルディスタンスを確保してます。

 

このソーシャルディスタンス、英語的にはソーシャルディスタンスィングが正しいかと思います。

 

そしてウイルスの飛沫感染を軽減する「物理的な距離」をポイントにするなら「フィジカルディスタンス」とか「フィジカルディスタンスィング」のほうがいいように思います。

 

それにしても「サイレントキャリア」「ニューノーマル」「エビデンス」「ステイ ホーム」「エピデミック」「クラスター」などなど、カタカナ言葉がちょっと多すぎるように感じてます。

 

どちらにせよ秋冬に来ると思っていたコロナウイルスの第2波が7月下旬から来ていると考えて教室を支えていきます。

(2020.8/9記)

 

 

2020.6.3

再スタート

Success , go get it !

 

三密を極力さけ、授業枠を再編して6月1日より再スタートいたしました。

 

写真はアメリカ在住の友人が運営している学習塾から、特進サクセスに送られたエールです。

ちなみにニューヨークの塾は受験生の最終追い込み中。アメリカは6月に入試があるからです。夏休みをはさんで9月入学です。

 

ご存じのようにコロナウイルスでアメリカは日本以上の大混乱で、まだ沈静化していません。その状況下でも日本のことを気遣ってもらい、感激しました。

 

Success ,go get it !

成功を勝ち取れ

 

特進サクセスの「サクセス」を織り込んだメッセージです。

We will !

(6/3記)

 

 

2020.4.29

GWは

Gaman

Week!

 

塾は5月6日まで休講中。

それ以降の日程は検討中。

学校の休校は5月31日まで延長中。

 

休講中に週2回、塾生宅にメールしてます。

 

命を守り、健康を守り、勉強を守ることは大変ですが最も大切なことです。

 

私も励行しています、マスク、検温、手指の消毒。

 

数年前から健康維持のためウォーキングをしています。残念ながら今はコロナウイルスのため、縮小版のウォーキングです。自宅から約1キロ、名鉄本線「東岡崎駅」北側の「若き日の徳川家康像」まで歩きました。

 

食料品の買い物とウォーキング以外はステイホームを守ってます。

「がまんウィーク」が始まりました。

がまん、ガマン、我慢……。

がんばろう日本!

(4/29記) 

 

2020.4.18

休講します 

5月6日まで 

休講します。

休講中、1週間あたり2回

塾生宅に連絡を入れます 

よろしくお願いします。

(4/18記)

2020.4.1

新年度 初日

新しい年度のスタートの日です。

がしかし未経験のパンデミックによる、きわめて異例な始まり方です。

 

このアンラッキーにしっかり対応し、克服していきたいと思います。

 

Today is your lucky day.

と心から感謝を込めて大きな声で、エールを送れる日を願いながら、毎日を積み重ねて行きたいと思います。

(4/1記)

 

2020.3.30

全県模試

きのう全県模試がありました。

レースのカーテンはありますが、

風通しを良くするため

窓は開けっぱなし。

休憩中は空気を完全に入れ替えます。

 

塾生みんなが守ってくれます。

マスクの着用

手指の消毒

検温

 

空気の入れ替え

空気の塩素消毒

ドアや机などの消毒

は塾長が守ります。

頑張ります。

(3/30記)

 

 

2020.3.23

授業開講

3週間休講しましたが

本日より開講します

 

岡崎の伊賀川の桜

ちらほら咲き出しました

 

感染症に対して

最大限に防備し

塾生の命と健康を

守りながら

勉強のスタートです

(3/23記)

 

2020.3.22

彼岸のお墓参り

先日 父母のお墓参り

今日 義父のお墓参り

 

義父のお墓は随念寺にある

岡崎市門前町にあり

徳川家康が1562年に建立

 

戦火にあわなかったため

創建当時のままで

家康の書状などが残っている

 

きょうは檀家に対して

二代将軍秀忠が寄進した、

大方丈(奥の院)が開放され

能舞台を拝見できた

 

明日からの塾の再開に向け

先祖に手を合わせました

(3/22記)

 

2020.3.18

公立高校合格発表

きょうは合格発表の日でした

午前10時ジャスト

合格者番号の掲示が始まる

 

愛知県の公立高校入試は

平成元年スタートの

複合選抜入試です

志望順位を決めて2校受験できる

 

合否表示は次の3つ

1「本校に合格」

2「相手校に合格」

3(受験番号がない)

 

毎年合格発表を見に行きますが

かなり心臓に悪いです

 

そして

今年も全員 見事

合格しました!

よく頑張りました

 

今晩 祝杯をあげます

うれしいです

体に力がはいりません。(笑)

公立高校合格、おめでとう

やりましたぁーッ!

(3/18記)

 

 

 

 

2020.3.16

幻のパーティー

公立高校の入試が終わった最初の(土)(日)

例年なら教室内のキッチンで

塾長自ら料理をつくる 

受験を終えたお祝いに

(土)は中3の (日)は高3の 

最初で最後のパーティー

 

「先生、手伝いたい」

との申し出がいつもある

「料理を習いたいから手伝いたい」もある

ありがたいと思う

こちらからのおもてなしなのに

およそ2時間 ゆっくりと 教室で食事

 

その後は ゴルフ バッティング カラオケ etc

残念無念  今年はできず

コロナウィルスの バカヤロー 

 

気持ちがおさまらず

家で昨夜作った

まぼろしのパーティーメニュー

手羽先のみぞれ煮 

うまかった

でもみんなで食べた方が

おいしかったに違いない 

 (3/16記)

2020.3.15

米 塩 水 酒 榊(さかき)

自宅の神棚 毎朝の二礼二拍手一礼

きょうは15日で 新しいものに

非常事態でも ルーティンは必守  

(3/15記)

 

 

2020.3.5

公立高校 A入試 

きょうは入試当日です 

天気良し

岡崎市の葵桜は満開でした

入試がうまくいきますように

この桜のように

きれいに咲くことを祈って 

(3/5記)

 

 

2020.3.3

ひなまつり 

立春の日にかざりました 

右近の橘(たちばな) 左近の桜 ……  むずかしい 

約1か月すぎ あした しまいます

(3/3記)

 

 

進学予備校(小2~高3)

特進サクセス高木校です

0566-77-0039

 

コロナに 負けるな! 

手洗い、マスクの着用を!

詳細は「感染症の対応」をご覧ください。

 

2020年

8月

11日

外山滋比古先生が逝かれました(追悼)

 

 

 東京都文京区小石川のご自宅から勤務校のお茶の水女子大学まで徒歩で行かれる。所要時間は約7分。春日通りの横断歩道で信号待ちに引っかかれば、私のチャンスは約1分増える。

 

 秋に行われる寮祭の主催学年である私は、寮のOBである外山先生にカンパをお願いしようと考えていた。1985年(S60年)の秋、今から約35年前のことである。

 

 我々の学生寮は、愛知県の三河地方出身者が入寮する「三河郷友会」という学生寮である。出身地が同郷のため、全員がネイティブの三河弁だ。その三河寮の2階の洗面所の窓から眼下に目をこらし作戦を練った。

 

 平日の朝は、同じ時間、同じ道でお茶の水女子大学に歩いて行かれる。その歩くスピードはびっくりするほど速い。歩くというより小走りに近い。ほんのわずかな時間で私の視界から消えてしまうのだ。この建物の二階の窓から、何度も何度もそのお姿を拝見した。

 

 私は外山先生を「小さな巨人」と呼んでいた。身長が低かったことからそう名付けた。今思えば大変失礼な話だ。小さな巨人は、背広姿に大きな黒いカバン。そしてインパクト満点の黒ブチの眼鏡。「知の巨人」は小柄だった。

 

「外山先生、おはようございます。お急ぎのところ、すみません。ちょっとよろしいでしょうか?」信号がちょうど赤になった。

 

 「三河郷友会学生寮の寮生の高原と申します。おはようございます。実はもうすぐ寮祭ですのでOBの方々にカンパしていただけたらと思い、礼を逸してることはじゅうじゅう承知しておりますが、意を決してお願いにあがりましたぁ。」

 

 勢いが肝心だと思い、淀むことなく、大きな声で、力を入れて申し上げた。 

 

 1983年に刊行された「思考の整理学」は、その年の大ベストセラーだった。大学生協で平積みされた単行本は、口コミも手伝って月が変わるごとにその販売面積を増やしていった。

 

 『学校教育はグライダー人間を作りすぎ。自分のエンジンを搭載し自分自身で飛べる飛行機人間を育成すべきだ、その目的に対して最も大切なことは思考力というエンジンだ。そのエンジンを持たなくてはならぬ。そのためには考えるということを大事にしたい。考えて思いついたアイデアはカードに書こう。そして発酵するまで待つべし。

 

 起床後からお昼までの午前の脳の活動は思考活動にはもってこいだ。無我夢中、散歩中、入浴中の三中は思考には最適。etc・・・』

 

 数年後には文庫本となった。いつしか大学生の必読書のランキング上位となった。甲子園で活躍した根尾選手が2019年の秋、中日ドラゴンズにドラフト1位で入団契約した際、愛読書を問われ、外山先生の「思考の整理学」と答えたことで話題となり、彼はは大いに株を上げた。

 

 「三河寮ですかぁ。はい、わかりました。今お時間、ありますか?」

 

「もしあるんだったら、このまま私の研究室まで一緒においでん。いそいどるもんで、時間がないんだわぁ・・・」

 

 「えっ!!研究室??」

 

 お断りする理由などあろうはずがない。コテコテの三河弁の先生のあとをノコノコとついて行った。

 

 お茶の水女子大学の先生の研究室に、恐る恐る足を踏み入れたあの緊張感と幸福感。「ハイっ」と渡された寮祭へのカンパ。両手で押し頂きながら拝受した。

 

 もちろん先生のご自宅の住所、所在は知っている。わが学生寮のご近所。しかしご自宅にお伺いすることは絶対にしてはいけないと思っていた。執筆などのお仕事の邪魔をしてはいけない、筆を折るような野蛮な訪問は決してできない。先生の書斎から綿々と生み出される研究成果を阻害するようなことは絶対にできない、許されない。思案の末、「徒歩での通勤途中」にお声をかけさせていただくことを決定した経緯などについて申し上げた。勢い余って「思考の整理学」と「省略の文学」の、自分なりの書評をも生意気にもお伝えしてしまった。蛇足だった。でも先生は黙ってうなづいておられた。笑顔だった。目がやさしかった。

 

 私はとてもハッピーだった。カンパをいただけたからうれしいのではない。カンパを頂くというミッションを完遂した上に、尊敬すべき偉大な人物の許しを経て、大学のご自身の研究室である「聖域に入ること」ができたことが、恐れ多くもうれしかったのだ。強烈なカタルシス(魂の浄化)があった。

 

 先生はいつも微笑んでおられた。愛知県の西尾で生まれ、大学生として上京されてからはずっと文京区小石川で生活された。そうして年月が過ぎ、300をこえる著書が刊行された。そのどれもが輝きを失わずに、新鮮で鮮烈な閃光を放っている。どれを読んでも面白い。借り物ではなくオリジナル、古くなく新鮮。本物だからであろう。

 

 近著では「三河の風」(2015年展望社)は特に素晴らしい。明治維新後、愛知県三河地方は明治政府から冷遇された。徳川家の発祥の地だからだ。地元民は政府に頼ることなく、自力で、自分たちだけでやっていこうという独立独歩の気風、風土が醸造されていった。その中で自分らしく、かたくなに生きていくことを学んだ。その生き方は、あたかも蚕(かいこ)に似ている。三河地方は養蚕が盛んな土地で、農家は屋根裏で蚕を大事に育てた。蚕に「お」をつけて「お蚕さん」と呼んで大事にした。蚕は桑の葉を食べて白い糸を吐き、繭(まゆ)を作る。色のついたものは色あせるが、白い繭は色あせることなく純白の糸となる。だから「蚕のように私は生きていきたい」という、「三河人」外山先生の強い信念に、共感を覚えずにはいられなかった。

 

 また健康維持のため、皇居一周約5キロを、ご高齢にもかかわらず毎日散歩される外山先生のテレビ番組を数年前に見た。たぶん「三中」の散歩に違いないと思ってそのお姿をテレビの画面越しに拝見した。その先生が2020年7月30日、胆管ガンで亡くなられた。享年96

 

 今週はお盆がくる。先生にとっては新盆だ。わたしは自分の塾で夏期講習の授業をする。中学生の夏期講習用の国語のテキストの問題文は、長田 弘(おさだ ひろし)、小此木 啓吾(おこのぎ けいご)、串田 孫一(くしだ まごいち)など、そうそうたる方々の文章だが、この30年間、学習用のテキストや大学入試の現代国語の問題文への登場機会ダントツのトップは言うまでもなく、外山先生だった。そしてこの先の30年間もたぶんそうあり続けるであろう。知の巨人は死なず、永遠なり。

 

先生、お世話になりました。

先生、本当にありがとうございました。

先生、同郷人として誇りに思っておりました。

先生、これからも今まで以上に先生の文章を精読していきたいと思います。

先生、安らかにおやすみください。本当にありがとうございました。

 

心よりご冥福をお祈りします。 

( 合 掌 )