「うちの子、勉強のヤル気がなかなかおきないんです。」
保護者の方からいただく一番多いご質問、ご相談です。
そもそも勉強は自分のためにするものではありますが、なぜするのか?どうしてするのか?という問いに対して、「勉強って、すごく楽し~い!」と声を大にして言えるのが一番いいのではと思います。
我々は目的に対して手段を選びます。その目的を達成するためには勉強するぞ、という流れです。これは勉強を「手段」としている場合です。また勉強することが手段でなく、勉強そのものが「目的」になっている場合もあります。この場合は「勉強って楽しい!」となります。
ただここで注意しなくてはいけないことがあります。勉強をやるための動機、動機づけについてです。モチベーションですね。これは大きく2つあり、内発的なものと外発的なものに区分できます。
内発的動機づけは、その人の内部からわきおこった動機であり、その軸が自分の内側にあるのに対して、外発的動機づけは自分の外から来たものです。「○○しなさい!」と母親から指示されたことは返事もなま返事、だらだらして結局あとで怒られるといった具合で、本人からしてみれば外側からの「押しつけ」、押し付けられた感が強いのでやらされた感ばかりで、自分の内ではなく外に軸がある動機づけになります。やりたくない、ヤル気がおきない。これでは勉強に「工夫」がでてきません。
内発的動機付けは、たくさんの工夫、アイデアが次から次へと出てくる「楽しい勉強」への近道です。
きょうは七夕。内側からの動機づけによる願い事を短冊に書いてはいかがでしょうか?