雨上がりにカタツムリを見つけました。角を出してゆっくりゆっくり動きます。カタツムリをみるとどうしても思い出してしまうことがあります。柳田國男さんです。
みなさんは、写真のこの生き物を何とよびますか?
カタツムリ? マイマイ? デンデンムシ? カギュウ? デデムシ?
かたつむりの呼び名を調べると、京都を中心として同心円状に日本全国にそのよび名が点在しているそうです。(もちろんそれに対して異論も存在します。)
つまり長い年月をかけていろんなものやことが京都から地方にひろがったのではないかと考えられます。特に平安時代の400年間に。
民俗学の柳田國男著「蝸牛考」に詳しく書かれています。
このことを私が学校で習った時、「同心円状に・・!」「カタツムリだから400年もかかるんだ・・!」と勝手に思い込んで感心していたものでした。カタツムリは長生きなんだ。ゆっくりで長生きなんだ、と・・。
いいんですよ。ゆっくりで。
いいのですよ。ゆっくりと、ゆっくりで。
自分のペースでいいのです。
「地道にコツコツ確実に! カタツムリのごとく、歩み、確かに!」
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